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読書ノート

2013-09-22

p.15

しかし一般世間ではどうかすると誤った責任観念からいろいろの災難事故の真因が抹殺(まっさつ)され、そのおかげで表面上の責任者は出ない代わりに、同じ原因による事故の犠牲者が跡を絶たないということが珍しくないようで、これは困ったことだと思われる。これでは犠牲者は全く浮かばれない。

[寺田寅彦「災難雑考」]


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