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2006-2-28

[]荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫) 著:桜庭一樹 絵:ミギー

ああもう、どうしてこんなに桜庭一樹の少女セカイ小説は面白いんだろう。1巻の出来から期待値は高かったのだけど、それすらも飛び越えてしまった。恋に直面しておびえる荒野の繊細かつ多感な様子を、無駄に文章を積み重ねることなく見事に書ききっている。前に、桜庭一樹は感性で小説を書いている……というような事を言った気がするのだけど、この作品はまさにそれ。だけど、感性そのものが昔(多分、赤×ピンクくらいの頃)よりずっと研ぎ澄まされているし、感性に頼り切って話が崩壊してしまうギリギリのラインを完全に見切っている。ここら辺、桜庭一樹は本当に上手いなぁ。

1巻が面白かった人には文句なくオススメだし、他にも純粋少女小説を読みたい人にも是非読んで欲しい作品。完結編となる次巻は15歳の話だそうで。またずいぶん間が空くのだろうけど超期待。

 評価:★★★★

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