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2006-2-06

[]容疑者Xの献身 著:東野圭吾

直木賞受賞おめでとうございます。評判どおりの良作。『泣けるミステリー』というと、感動できるストーリーでもミステリーとしてはダメだったり、その逆だったり、最悪両方ともダメだったりということがよくあるんだけど、この作品は感動ミステリーが両立した稀有な代物。予想もしなかった方向から解き明かされた真相に感嘆する一方で、予断を許さぬ展開の末に彼が出した結論が涙を誘う。設定や序盤からはものすごい二時間サスペンス臭がするんだけど、そこから先のストーリーにそんな安っぽさは微塵もない。なるほど、これは確かに純愛だ。それにしても天才を天才としてキャラ立ちさせられる東野圭吾の筆力はやっぱり凄い。

今まで東野圭吾感動ものというイメージが私の中にはなかったんだけど、この方面でも良作が書けるのね。多才な人だ。秘密白夜行も早い内に読みたいなぁ。

 評価:★★★★

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