2004-12-17(Fri)

■ [読][日本][書ち][著の] 野口武彦『忠臣蔵 ――赤穂事件・史実の肉声』 
- 野口武彦? 『忠臣蔵? ――赤穂事件・史実の肉声』(ちくま新書014、1994.11、ISBN:4480056149)
- Amazon.co.jpでは出品者より入手可→ISBN:4480056149。bk1では取り扱い不可→bk1『忠臣蔵』/bk1.jp『忠臣蔵』
- 野口武彦については 野口武彦著作データベース(K.T.さん(d:id:jindong)作成)が詳しい。
- 55字内容紹介…
テレビドラマ「忠臣蔵」の最終回を見た(松平健が内蔵助)。そこでまた野口武彦『忠臣蔵』(ちくま新書014、1994.11、ISBN:4480056149)を取り出して読んでいる。本書で著者は「忠臣蔵」を文学的・舞台芸術的に見る領域に踏み込むことはせず、丹念にクロス・チェックを重ねながら史料をたどっていくことで実際に起きた事件としての姿を復原させるこころみをおこない、成功させている。ページを開くと当時の江戸城の有様が、浅野内匠頭と吉良上野介の生きている人間としての姿が、また「義士」と家臣以外に彼ら二人を囲んでいた大勢の人々と当時の社会、経済、政治の姿が史料の平易な分析解説を通してたちあらわれ、まさに「事件のなまなましい灰色のリアリティ
」(本書 p.13)が見えてくるようである。それは義士の物語として昇華させたドラマとは違った形で劇的で、まさに実際「人間ドラマ」だったのだ。本書にはノンフィクションを読むような興奮が、深く分け入っていく静かな興奮があるだろう。
★★★★☆
※あとでもう少し書き足します
コメント
nobody2004/12/17 22:16気楽にいきましょう。年末ですしー♪
yukatti2004/12/17 22:24どうもです。年末はやはり忠臣蔵……の人間にわたしもなってしまいました。
apple-eater2008/08/22 20:35いまさらですが地元です。いらっしゃいませ、赤穂へ。
yukatti2008/08/22 21:11赤穂には2回ほどいったことありますー。だいぶん前になっちゃいますけど。
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