大和但馬屋読書日記

この日記は

2005年08月19日金曜日

[][][][]老ヴォールの惑星(小川一水,ハヤカワ文庫JA)

ハヤカワはかういふ作品をJAではなくてSFに分類したらいいのに、なぜ日本人作家を一緒くたに扱ふのだらう。書店だか取次だかの都合か? しらんけど。なんて要らぬことを考へてしまふくらゐ、素晴しいSFだつた。正直、小川一水がかういふものを書けるとは知らず、誰にとはなく恥かしく思つた。

SF作品がその魅力を存分に発揮するためには短編であるべきではないかと日頃薄々感じてゐる。もちろんそれは極論であつて長編にも面白い作品は山ほどあると知つてゐるつもりだが、でもやはりさう思ふ。著名な短編SF長編化された例はいくつもあるが、オレが読んだいくつかに限つていへばやはり短編の方が面白かつた。あるいは、長編化された方が好きであつても、その良さは短編時代の部分の面白さとは全く別のところにあつたりする*1

これまでメジャーに発表された小川作品とは毛色が全く異るが、それ故にこれを読んでますます小川一水から目が離せなくなつた。先が楽しみだ。

*1:「エンダーのゲーム」を脳裏に浮べながら書いてゐる

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