大和但馬屋読書日記

この日記は

2005年08月09日火曜日

[][][][][]憐 Ren 錆びゆくココロと月色のナミダ(水口敬文, 角川スニーカー文庫)

憐 Ren 錆びゆくココロと月色のナミダ (角川スニーカー文庫)

憐 Ren 錆びゆくココロと月色のナミダ (角川スニーカー文庫)

表紙のコーヒー牛乳を吸ふ憐ちやんが可愛いと思ひました。まる。

前巻を読んだ後、これを紹介してくれた友人Kと電話で世間話をしてゐて、その話になつた。続きを読んだか? とKに問はれて「まだ。読みたいとは思つてるけどなー」と答へた。

「でも、あの話はもう終つてるから、続け様がなかつたと思はんか?」とK。オレはg:book:id:yms-zun:20050725:read050725isbn4044708010に書いた通り、全然話が終つてないと思つたのでその通り伝へてみた(Kはあまりネットを見ないといふか、オレと見てる範囲が全然違ふ)。

「いやだつて、あれは『ボーイミーツガール』だと思つてるからさー」「確かにあとがきにもそんなこと書いてあつたけど、『ボーイミーツガール』てのは話の発端であつて結末とちやうやん」云々。ライトノベルにどこまでSF的な読みを求めるかどうかの違ひなのだらうと指摘されたが、別にオレもSF的な整合性は全くどうでもよくて(タイムパラドックスとかは度外視してよいと判断)、単純に「憐が未来から現代にやつてきて、そこで幸せになりました」で終つたら「でもその先の未来は結局どうなの?未来そのものを変へないと気がすまんのとちやうか?」と思つただけなのだが。

などと長い前置きをして、さて本巻を読んだ。確かに、オレが望んだ方向の話に進まうとしてはゐる。が、なんだらうこの消化不良な感じは。何より「時の意思」の現れ方に驚いた。少しスケールが小さすぎないか? 憐自身の行動もさうだし、眞依の行動の動機や、前巻以来の未来世界の成立ちにしても同じで、やはり「それは無理がありすぎ」とツッコミを入れるしかない。そんな風に物語の屋台骨に不安があるからどうも引掛りを感じながら読んでしまふけれど、学園ものとしてはそれなりに面白い。ただ、ひとつの巻としてもう少し話をきちんと纏めて欲しい。クライマックスのシーン展開が(自ら認めてゐるやうに)前巻と全く同じといふのもいただけない。といふか。

表紙のコーヒー牛乳を吸ふ憐ちやんが可愛いと思ひました。まる。

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