大和但馬屋読書日記

この日記は

2005年07月25日月曜日

[][][][][]恐るべき旅路 ―火星探査機「のぞみ」のたどった12年―(松浦晋也, 朝日ソノラマ)

恐るべき旅路 ―火星探査機「のぞみ」のたどった12年―

恐るべき旅路 ―火星探査機「のぞみ」のたどった12年―

火星の周回軌道投入に失敗した探査機の、プロジェクトの一部始終を追ふドキュメント。過剰に夢を語るでもなく、「税金の無駄遣ひ云々」と無駄に批判的になるでもなく、時に鋭い指摘を交へながらも淡々と記述されてゐる。そして、それ故に、読みながら涙を堪へるのに苦労した。

探査機一個打上げるのにしなくていい苦労を散々して、それでも何とか空には上げて、できる限りの力を尽して、結局目的は果たせないまま、それでも探査機は今なお地球と火星の間を天体として巡り続けてゐる。世の中があとほんの少し宇宙開発に優しければ、PLANET-Bは今頃火星、あるいは金星の周回軌道を巡つてゐたかもしれない。でも現実はたつたひとつ。火星へと向ふ途上で「のぞみ」に発生したトラブルは、起るべくして起きたのだ。その現実の重みに、泣いた。

だきにだきに2007/04/25 21:16個人的に好きなほう出たら買う

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