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読書ノート

2018-12-22

pp.245-6

 収容所は古参の親衛隊員と行財政に習熟した官僚で構成されていたが、サディズムと汚職の蔓延が問題になっていたという。(…)多くの拷問や、生きた人間に対する医学的実験が行われた。(…)しかし、そうしたサディズムは大目に見られる一方で、(…)親衛隊にとって許されないのは汚職の方であって、執拗に取り調べが行われたという一般の倫理観とは逆転した発想に彩られ(…)

兵士であれ、官吏であれ、自らの成果を誇示しようと必要以上に業務を履行し、書面上での成果の水増し工作も頻繁に行われた。

[根本正一『民主主義とホロコースト――ワイマール/ナチ時代のホワイトカラー』pp.245-6]


ISBN:9784768458334