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読書ノート

2018-12-22

pp.231-3

目的が妥当であるかどうかの保証はなく、(…)目的達成のための具体的な手段を論理的に導き出して底辺にまで意思決定を浸透させ(…)構成員にスムーズに業務を実行させるのが最大の任務であり、説得を中心とした技術を駆使して集団全体としてその業務に迷いなく突き進んでいるかのような雰囲気をつくり上げる。

現代の大規模複合組織において、最も重要な役割を果たすのは中間管理職である。

(…)

 実務に長けた人間は「主唱者や責任者として特定されることなしに、案件を提出し、関係書類に一定の力点をあたえ、決定の際の状況を一定方向に誘導して他の可能性を消去できるか知っている(17)

[根本正一『民主主義とホロコースト――ワイマール/ナチ時代のホワイトカラー』pp.231-3]

ISBN:9784768458334