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読書ノート

2018-12-20

pp.200-2

人種差別の真の意味は隠されており、人種差別主義者は自らの不正を悟られたくないがために自らを正当化する言説を弄するに他ならない。したがって、人種差別は理性の次元の問題ではなく、その言説を支配する感情を引き出す必要がある。

(…)自分たちの拠って立つ社会制度に矛先が向かわぬよう、無害な集団に対する憎悪をそそのかすのである。

(…)そこには闘争を勧め、強者の勝利を祝福し、敗者にはその不可避性を納得させ宿命論が存在する。

[根本正一『民主主義とホロコースト――ワイマール/ナチ時代のホワイトカラー』pp.200-2]

  • p.99
  • p.110・図1-d

ISBN:9784768458334