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読書ノート

2017-10-23

pp.92-5

 我々が科学と呼んでいるものは、実は、非科学的な行為を出発点としているのである。

(…)シュンペーターは(…)この「前・科学的な認知の行為」に対して「ヴィジョン」という名を与え、照射した(…)

「原初のヴィジョンとは本質的にイデオロギーであり、(…)妄想をも含みうるものである*5

(…)

 とは言え、いかなる科学も、ヴィジョンなしでは始まらない。(…)「新たな材料を得て、何かを定式化し、守り、攻撃する(…)その過程の中で、事実の蓄積はち、若返る。我々は、我々のイデオロギーゆえに遅々としてしか進めないのだが、それなしでは一歩も進めないであろう*8

[中野剛志『経済と国民 フリードリヒ・リストに学ぶ』pp.92-5]


ISBN:9784022737342