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読書ノート

2017-05-14

p.147

 近年*1、飛鳥京や平城京から多量の木簡が出土し、(…)公式の歴史書では「(…)皇女」「(…)女王」などと記される女性が、少なくとも八世紀前半まで、日常的には「(…)皇子」「(…)王子」「(…)王」だったことがはっきりした*2。訓みとしては「(…)ミコ」である。こうした用法は、口語の世界では平安時代にもひきつづき見られ(…)『古事記』は、この伝統的な実際の用法を、書式として採用したことがわかる。

[義江明子『つくられた卑弥呼─<女>の創出と国家』p.147]

ISBN:9784480062284

*1:二〇〇五年四月一〇日 第一刷発行

*2(東野浩之「長屋王家木簡の文体と用語」)

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