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読書ノート

2017-05-14

pp.139-40

古代の「兄」「弟」の用法は、現代とは全く違っている。古くは、男女それぞれが、自分と同性の年長者をエ、年少者をオトとよび、女性からみた兄弟は長幼と関係なくセ、男性からみた姉妹は長幼と関係なくイモ・モと(…)明確な区別があったのである。(…)

 それがしだいに、(…)現代と同じ用法にかわっていく。『日本書紀』や『風土記』の編纂された八世紀前半は、ちょうどその大きな変わり目にあたっていた。

[義江明子『つくられた卑弥呼─<女>の創出と国家』pp.139-40]

ISBN:9784480062284