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読書ノート

2017-05-13

pp.098-100

倭人伝での「男弟有りて国を(たす)け治む」という記述(…)

稲荷山古墳出土鉄剣には、(…)大王に仕えたことが誇らしく記されている。その中に「左治」という二文字がみえる。

(…)この銘文から、私たちは、〝ワカタケル大王は飾り物で、実際の政治はもっぱらヲワケがしたのだ〟とか、〝本当の王はヲワケだった〟などといった議論をするだろうか。(…)なぜ同じ「佐(左)治」の語を眼にしながら、ヒミコは祭祀専門で実際に政治をしたのは「男弟」、と決めつけてしまうのだろう。

[義江明子『つくられた卑弥呼─<女>の創出と国家』pp.098-100]

ISBN:9784480062284

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