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読書ノート

2017-04-19

p.28

律令租税制のしくみは、〈女性労働の成果も含めて表向きは男性を窓口としてとりたてる〉、というものでした(服藤 一九八二)

(…)調は、古くは〈男の(ゆはず)調(みつき)、女の手末(たなすえ)調(みつき)〉といって、男女がそれぞれの労働の成果を神にささげるところからはじまりました。〈弭の調〉(ゆはずのみつき)というのは弓矢で取った獲物、〈手末の調〉(たなすえのみつき)というのは手元で造りだした織物の意味です。(…)村の祭りでの男女の村人による神へのささげもの、それが租税のそもそもの起源なのです。

[義江明子『古代女性史への招待 〈妹の力〉を超えて』p.28]


ISBN:9784642079372