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読書ノート

2016-02-20

pp.253-4

歴史を通じて、多くのアメリカ人は、アメリカ社会の健全さや安定性は、アングロ・サクソン系白人プロテスタントが維持する伝統文化の覇権に依存し、それゆえに非英語圏、非プロテスタント、非白人の多様な国々からきた移民に脅かされると考えてきた*3。(…)

「余所者」は、馬鹿で怠惰で無責任でずるく不潔で非民主的で愛国心がないという(…)既成概念化自体も、「人種的」差異をもっともらしく主張するエセ科学的議論によって正当化されることが多かった((…)あらゆるヨーロッパ人は一つの「白人」に属するという考え方は比較的最近のものである*4)。

[ウィル・キムリッカ『土着語の政治/ナショナリズム・多文化主義・シティズンシップ』監訳:岡﨑晴輝・施光恒・竹島博之 pp.253-4]


ISBN:9784588603280