2015-03-13
#d
咢堂は人間という大事なことを忘れているのだ。
対立感情は文化の低いせいだというが、国と国との対立がなくなっても、人間同志、一人と一人の対立は永遠になくならぬ。むしろ、文化の進むにつれて、この対立は激しくなるばかりなのである。
原始人の生活に於ては、家庭というものは確立しておらず、多夫多妻野合であり、嫉妬もすくなく、個の対立というものは極めて稀薄だ。文化の進むにつれて家庭の姿は明確となり、個の対立は激化し、尖鋭化する一方なのである。
この人間の対立、この基本的な、最大の深淵を忘れて対立感情を論じ、世界聯邦論を唱え、人間の幸福を論じて、それが何のマジナイになるというのか。家庭の対立、個人の対立、これを忘れて人間の幸福を論ずるなどとは馬鹿げきった話であり、然して、政治というものは、元来こういうものなのである。
(…)しかして、この個の生活により、その魂の声を吐くものを文学という。文学は常に制度の、又、政治への反逆であり、人間の制度に対する復讐であり、しかして、その反逆と復讐によって政治に協力しているのだ。反逆自体が協力なのだ。愛情なのだ。これは文学の宿命であり、文学と政治との絶対不変の関係なのである。
[坂口安吾「続堕落論」]
戦争は、人類の進化の歴史のなかで非常に新しい出来事です。武器を使い始めたのは、せいぜい数千年前。人類の歴史は700万年ですから、99.8%は集団の争いや戦争のない社会です。それに早く気付かないといけません。
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大阪都構想についての討論をするなら、賛成派は大阪都構想の立論。反対派にも現状維持における解決策を立論させなければならない。この立論でまず比較となる。そして双方の批判に対する反論の比較になる。
@t_ishin 反対派は、特別区設置協定書に否定することが立論です。 それ以上に何が出来るんですか? 本当に今さらの話ですよ。
2015-04-23 01:50:12 via TweetDeck to @t_ishin
@t_ishin ケンカの相手がいないから、誰かケンカになってとプロレスラーが言っているようなもの、勝ちすぎると誰も相手にさえしてくれませんよw
@netpollutions ↓のポッドキャストを聞いた際、同様の事に思い至りました。負けないことと勝つこととの違いというのは人間様の社会にとっても重要ですね。 URL 山極寿一(京都大学総長) | ラジオ版学問ノススメ | JFN