Hatena::Groupbook

読書ノート

2014-07-05

pp.55-9

ハンナ・アレントが論じた全体主義の特徴は(…)

内容は何でもいいということ(…)任意に選ばれる。ただ、(…)実はそこには基準があり(…)嫉妬、貪欲、恐怖心などという、いわば「社会的な俗情」です。(…)

 しかし、(…)「僕たちは嫉妬に基づいて政治体制をつくりました」と告白するわけにはいかないので(…)本音の俗情を隠して、建前の論理をつくりたい(…)

ご都合主義的な理屈が捏造される(…)

 大事な点は、それが無意識的に行われるということ(…)どこかにあるイデオロギーや思想を無意識のうちに借りてくる(…)

したがって、そこに論理的、倫理的な一貫性などあるはずもない(…)

一貫性のない無茶苦茶な議論を信じつづけるには、思考を止めるほかないわけです。

(…)思考停止でデタラメをやっているのですから、最後にその国は潰れる。これがアレントの描いた全体主義物語です(図表1)。

[藤井聡「トータリズム(全体主義としての)グローバリズム」『グローバリズムが世界を滅ぼす』E.トッド・H-J.チャン・柴山桂太・中野剛志・藤井聡・堀茂樹 pp.55-9]

f:id:xyn9:20140706010417p

http://f.st-hatena.com/images/fotolife/x/xyn9/20140706/20140706010417_original.png

[藤井聡「トータリズム(全体主義としての)グローバリズム」『グローバリズムが世界を滅ぼす』E.トッド・H-J.チャン・柴山桂太・中野剛志・藤井聡・堀茂樹 p.60 図表1 ナチスにおける全体主義]


資料


ISBN:9784166609741