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読書ノート

2014-04-06

xyn920140406

p.53

アメリカ経済を大混乱におとしいれたサプライサイド、合理的期待形成仮説(…)などは、かつてアメリカの大学院生の八〇%までが博士論文のテーマにしていたといわれていますが、日本には幸いにもそういう形ではほとんど影響をあたえてこなかったといっていいと思います。

 それは一つに、日本の場合、近代経済学はマルクス経済学という潮流ときびしい緊張関係をもちながら共存していったという点に原因があるように思う(…)

 一方、マルクス経済学のほうが最近混迷気味なのが気がかりです。

[宇沢弘文「学問の自由と経済学の危機」p.53]


ISBN:4906247598