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読書ノート

2014-02-28

pp.295-6

世界貿易体制からさらに大きな利益を搾り出すためには、広範囲における制度に関する外科手術が必要となるだろう。それは、(…)国内基準や規制の調和にまで達することになるだろう。(…)制度の多様性や政策余地が(…)犠牲となるが、それと比べると得られる利益は全く一時的なものだろう。(…)実際、GATTの最後の貿易ラウンド(ウルグアイ・ラウンド)に対する失望が起こった後ではそれを望む声はほとんどない――(…)

 ドーハ・ラウンドが直面する困難は、貿易体制自身が袋小路に入っていることを暗示しており、世界で広く行われている利益が少なくコストの高い戦略の持つ問題のいい例となっている。

[ダニ・ロドリック「グローバリゼーション・パラドクス/世界経済の未来を決める三つの道」柴山桂太・大川良文訳 pp.295-6]


ISBN:9784560082768