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読書ノート

2014-02-27

pp.249-51

超国家的な(…)EUの諸制度は、右派の批評家からは範囲を広げすぎだと非難され、左派の批評家からは「民主主義の赤字」だと非難されている。

(…)二〇〇九年十二月にリスボン条約が発効した(…)。この条約は、(…)いっそうの権力を欧州議会に与え、(…)新たに欧州理事会の大統領の地位を創設した。

(…)他国と横並びに行動する利益はないと考え(…)利害関心は、あくまで経済的なもの(…)関わりを最小限に抑えるというイギリスの方針は、何かにつけ連邦主義を目指そうとするフランスやドイツの野心とは鋭い対照をなす。

(…)フランスやドイツがトルコのEU加盟に反対しているのは、文化的、宗教的な理由による。(…)他方、イギリスは、政治的ヨーロッパを目指すフランスやドイツの野心を鎮めるものなら何でも歓迎なので、トルコの加盟を支持する理由がある。

[ダニ・ロドリック「グローバリゼーション・パラドクス/世界経済の未来を決める三つの道」柴山桂太・大川良文訳 pp.249-51(傍線=傍点)]


ISBN:9784560082768