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読書ノート

2014-02-26

pp.202-4

貿易自由化や規制緩和、民営化、(…)これらの改革をあからさまに拒否することは、経済学者に自身の持つ最も根本的な教義のいくつかを捨て去るように強いることを意味した。このため、ワシントン・コンセンサスが持つ問題は別のところになければならなかった

(…)その主張を保ちながらより広い範囲に及ぶ追加的な改革を含むよう拡張され(…)コンセンサス自体に悪いところは何もなく、単に十分に野心的ではなかっただけだとされたのである。(…)

これらの新しい改革は「第二世代の改革」と呼ばれ(…)世間一般に「統治改革」と名づけられている不可能なまでに広範で野心的な政策課題へと変貌することになった。(…)政策上のアドバイスとして役に立つことはめったになく、(…)優れた言い訳として役立った。

[ダニ・ロドリック「グローバリゼーション・パラドクス/世界経済の未来を決める三つの道」柴山桂太・大川良文訳 pp.202-4]


ISBN:9784560082768