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読書ノート

2013-11-06

p.165

ナチは表面上は,少なくともモノ不足と失業から人々を救った。

(…)ナチ体制下は,意外にも(…)アメリカ流のライフスタイルが浸透していった時代(…)

しかし,ホワイトカラー層にとって何よりも魅力だったのは,(…)業績本位で組織の中で昇進できる道が開かれたことだった。(…)

彼らが望んだ競争社会の実現によって恩恵を被ったのはごく一部の層であり,大半の人間は取り残されて失望を味わうことになった。(…)ワイマール共和国に向けた以上の腐敗した官僚的な支配構造が浮かび上が(…)った。

[根本正一「ホワイトカラーの暴走:企業社会に潜むナチズムとの親和性」『ソシオサイエンス』 Vol.15 p.165]


ISSN:1345-8116