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読書ノート

2013-11-03

pp.206-7

明治日本を支配する男性原理への満腔の不満(…)

家から家へ、妻から母へ、すなわち「メディア」としてしか期待されていない女性にとって、経済的自立は現実にはあり得なかった。「メディア」としての価値を高めるための女子高等教育への疑い、それが明子の不満と不安の本質であった。

[関川夏央「『一九〇五年』の彼ら 『現代』の発端を生きた十二人の文学者」pp.206-7]

ISBN:9784140883785