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読書ノート

2012-10-20

p.284

| 12:00

世界で最初の歴史が、ペルシアというアジアの大国に、統一国家ですらない弱小のギリシア人が勝利する物語であったために、アジアに対するヨーロッパの勝利が歴史の宿命である、という歴史観が確立してしまった。これに、キリスト教の「ヨハネの黙示録」の善悪対決の世界観が重なって、アジアを悪玉、ヨーロッパを善玉とする歴史観が、現代の西ヨーロッパ文明にまで影響を及ぼしている。

[岡田英弘「世界史の誕生─モンゴルの発展と伝統」pp.284]


ISBN:9784480035042