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読書ノート

2012-04-08

pp.081-2

| 18:53

 「理は則ち気の後ろに在り」とは、「理」が(…)世界を前提としているという意味(…)前提ならば、その世界を「理」のみで解き明かせるわけがないであろう、と仁斎は言っている(…)

 「理」が有効なのは、無機質のような変化のない事物の分析について(…)有機的・生物的で動態的な「活物」である世界=「道*1」を捉えることはできない[童子問巻の中―一五九]。

(…)

状況に依存して変化するような柔軟な合理性が「活道理」で(…)言わば、(…)良識のことである。*2

中野剛志 『日本思想史新論』 p.081-2


ISBN:9784480066541

*1:p.076

*2:「文脈を無視して原理原則に固執するのは『死道理(しどうり)』である。」