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2005-05-31620-622

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鈴木いづみコレクション〈2〉 短編小説集 あたしは天使じゃない

鈴木いづみコレクション〈2〉 短編小説集 あたしは天使じゃない

 秋山の好む短編小説集と銘打ってあったので、昂揚感を覚えつつ手にとって見たのだけれど、結果は少し落胆。表現は難しいが、一つ前に読んだ長編小説「ハートに火をつけて!」を劣化させて、かつ短くした作品のように読めてしまった。断片的に過ぎるのだ。長編においては、現実と虚構が徐々に入り乱れていく様が面白く、読者に酩酊感を与えるのだが、短編小説においては唐突すぎてややついていけない。残念。

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2005-05-22611-612

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 SFセミナーを経て、興味を持ったので読んでみました。

 読み終えてから、帯に「自伝的長編小説」という文字を読んで身震いした。何故なら読んでいる間中、この作品が肉声を持って語りかけてくるような気がしたからだ。ネットで偶然、知り合った人の小説を模した日記を読んでいるような気がしたからだ。淡々と綴られる日常。特に結末のあたりは酷かった。交じり合う現実と虚構、読んでいるこちらが酩酊感を感じるような夢現に、鈴木いづみは一体、何を見たのだろうか。いや、これは強烈だ。

 小説としても面白かった。俗な表現が多いのだけれど、官能的ではないし、普通は漢字にするべきところがひらがなになっていても、驚異的に読みづらくないし。人が読む文章を書くことを、先天的に持っているのではないかと思う。素晴らしい。

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