雲上読記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-02-08

[][]837 17:26 837 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 837 - 雲上読記 837 - 雲上読記 のブックマークコメント

 作中で描かれているエロシーンの幾つかは陵辱や鬼畜とは別の領域、イジメに近い。主人公は少女で、エロいイジメを同級生の女子から受けつつ、片想いの相手のために処女を守ろうとするのだが、うーん、これは……。正直、とても上手い。心情描写が上手い故に、主人公に感情移入してしまい、その結果、イジメられる自分自身を読んでいるような気分になるので、とても苦しい。けっしてつまらなかったわけではないが、残念ながら楽しめなかった。

トラックバック - http://book.g.hatena.ne.jp/sinden/20060208

2004-06-01368-396

[][]嘘つきは妹にしておく 嘘つきは妹にしておく - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 嘘つきは妹にしておく - 雲上読記 嘘つきは妹にしておく - 雲上読記 のブックマークコメント

嘘つきは妹にしておく (MF文庫J)

嘘つきは妹にしておく (MF文庫J)

 ある日、ヨシユキは鞄の中に見覚えのない本を見つけた。登場人物と幾つかの科白以外は、何も書き込まれていない未完成脚本。謎の本を捨てようとすると、彼の前に「本の妖精」を名乗る不思議な少女が現れる。彼女はバラバラになった物語を集めてほしいと頼みこみ、ヨシユキは脚本を完成するために失われたページを持つ人々を探し出すことに……。

 妖精=みど=妹は特に萌えないし、失われたページを手に入れる上で派手なシーンがあるわけでもない。最後は切なさを漂わせながら読者を感動へと導く、静かな筆致で締めており、余韻も楽しめる。可もなく不可もないエンターテイメントと言ったところ。多少、瑕疵があっても派手で思いきりのいい作品を求めている人には不向きだが、堅実に構築され確実に楽しめる作品を求めている人には向いているだろう。

トラックバック - http://book.g.hatena.ne.jp/sinden/20040601