雲上読記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2005-06-13623-627

[][][]SFマガジン2005年7月号 SFマガジン2005年7月号 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - SFマガジン2005年7月号 - 雲上読記 SFマガジン2005年7月号 - 雲上読記 のブックマークコメント

「ぼくたちのリアル・フィクション2」というわけで次世代型物語を特集している。

桜坂洋「遊星からのカチョーフーゲツ」さいたまチェーンソー少女」の姉妹編。前作より落ち着いた雰囲気が漂っていて、でも根底に流れる奇妙な感じは似通っていて、面白く読めた。

海猫沢めろん「零式〈前編〉」抜群に面白いという訳ではないけれど、読ませてくるし展開も悪くない。後編が楽しみ。

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2004-06-01368-396

[][]左巻キ式ラストリゾート 左巻キ式ラストリゾート - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 左巻キ式ラストリゾート - 雲上読記 左巻キ式ラストリゾート - 雲上読記 のブックマークコメント

 目が覚めたときユウがいたのは、12人の少女たちが生活する学校だった。記憶をなくしていたユウは、生徒にして理事長に日本刀で脅され、連続強姦事件の犯人レイプマン=トーチ・イーターを探すように命令される。外部から隔絶され、学校だけしかない狭い世界の中で、ユウは被害者となった少女たちと会い証拠を集める。果たして犯人は誰なのか、そしてこの世界は何なのか。

 テーマそのものは作りこみが甘く、まだまだ余地があるのだが、構成とデザインに飛びぬけたものがある。まず構成。前半は捜査と称してトーチ・イーターが被害者の女の子たちに行ったのと同じ行為を繰り返し、ある種の追体験を取り入れている。後半ではユウとトーチ・イーターはほぼ完全に分離し、一気にミステリ色とサスペンス色が濃くなっている。次にデザイン。これは凄まじい。文字の大きさや濃さ、フォントの変更は勿論、背景に文字を入れたり、手書きで書き込んだりしてたりするのだ。『紙葉の家』をはじめ、デザイン的に凝った本を今までに何冊か読んできたが、本書のそれはかなり挑戦的で前衛的だ。アダルト小説なので読者を選びはするが、セカイ系ファウストなどのエンターテイメントを研究しているならば必読だろう。

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