雲上読記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-02-05

[][]827 01:21 827 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 827 - 雲上読記 827 - 雲上読記 のブックマークコメント

れんげ野原のまんなかで (ミステリ・フロンティア)

れんげ野原のまんなかで (ミステリ・フロンティア)

 素敵な日常の謎でした。

 東京創元社らしい、連作短編という形式を取っているのだけれど、人間の心の闇を抉るように描いているわけでも、最後まで読むと実は長編小説だったというわけでもなく、慎ましく、基本に忠実な作品だった。図書館が舞台というのも好印象。かつて図書館でバイトしていた秋山は、書店よりも図書館が好きで、特に本書の舞台になっている図書館は、地方の来訪者の少ない図書館で、その静けさが実に丁寧にさりげなく描かれていたように思う。

 続きが読みたいと思わせてくれる作品だった。

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