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2004-10-01455-482

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小生物語

小生物語

 乙一ホームページおよび幻冬舎のサイトにて掲載された日記を本にしたもの。基本的に脱力系であり、面白くない。乙一と言えば後書きが面白い作家だが、やはりあれは少ないから面白いのではないだろうかと思う。本書ぐらい延々と脱力されては、さすがに飽きてくる。――これは乙一の後書きが、どちらかと言えば好きな人間が言っているのだから、乙一の後書きが嫌いな人であれば、なおさら面白くないだろうと推測する。

 しかし読み終わった後に再度、パラパラと捲ってみて思ったが、この淡々とした筆致は息抜きとして読む分には面白いかもしれない。ペースの問題だろう。乙一を読むぞと意気込んで読むよりかは、ちょっと時間が空いたから乙一でも読むかぐらいの心地がいいのだろうと思われる。

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2004-09-01437-454

[][][][]大極宮 大極宮 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 大極宮 - 雲上読記 大極宮 - 雲上読記 のブックマークコメント

大極宮 (角川文庫)

大極宮 (角川文庫)

 大沢オフィスホームページ大極宮」に一年間連載された、大沢在昌京極夏彦宮部みゆきの日記を一冊の本にまとめたもの。森博嗣の日記をイメージしつつ手に取ってみたのだが、ギャップに驚いた。まず日記自体が一週間に一度しか書かれておらず、大沢在昌ダイエットに苦労していることが行間から滲み出ており、宮部みゆきゲームへの愛が行間が滲み出ており、京極夏彦は忙しさが行間から滲み出ており、それがそのまま魅力になっている。つまり、いかに行間を楽しむか、が本書の正しい読み方ではないかと思う。特に興味深く読めたのは、宮部みゆきのそれ。彼女のゲームへの愛は、影響力が強く、はっきり言ってこれを読んで自分はゲームをやりたくなったぐらい。軽く読めたので、第二作も機会があれば読みたいと思う。

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大極宮〈2〉 (角川文庫)

大極宮〈2〉 (角川文庫)

 大沢在昌オフィスホームページで週刊連載されている、作家三人の日記を文庫化したもの。前作では三人の日記ごとに別けられた三部構成になっていたが、今作は時系列順に三人のが順々に並んでいる。また縦書きが横書きになったのも大きい。やはり横書きで表示されることを意識して書かれている文章は、横書きで読むのが快適だろう。もう一点、一週間分の日記の後に三人によるチャット風の対談が入っているのだが、これが前作に比べて長めになっている。あるいは三つに分けられていた一週間が一箇所に纏まったからかもしれないが……いや、やはり長くなっている。思わず読み飛ばしたくなってしまうぐらいに長かった。ファンは嬉しいだろう。

 今回、目玉となるのは宮部みゆきによる『幻想水滸伝3』の先行体験記ではないだろうか。これは『幻想水滸伝3』が発売される前に、コナミホームページ上で週一で連載されたもので、イメージとしては「これからプレイする皆さんに、プレイした感触を実際にお伝えしますよ!!」といったゲーム雑誌コラム。で、これがえらい面白いのだ。自分はこのシリーズの1と2だけプレイしていて、外伝以降が未プレイなのだが、下手に部分的に知っているだけにとても面白く読めてしまったのだ。と言うか、これを読んで猛烈に『幻想水滸伝3』がプレイしたくなった。同様の感想は前作のときも思った記憶がある。宮部みゆきは本当にゲームが好きなのか、その文章にもゲームに対する愛が感じられる。それらを読んだだけで、自分もかつてゲームへそれだけの愛を注いでいたことを思いだし、それらを思い返したくなってしまうのだ。

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