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2006-01-10

[][]795 20:35 795 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 795 - 雲上読記 795 - 雲上読記 のブックマークコメント

 大学を辞めた森博嗣が、助教授生活を振り返りながら大学について語っているインタビュー。大学批判と読み取れないこともないけれど、森博嗣の性格を考えれば、特に批評批判は考えていないだろう。彼なりに大学という「最高学府」を見て、彼なりに語っているだけだと思う。その結果、その語りが批判になることもあれば、擁護になることもある。それぐらいの軽さだろう。それにしてもインタビュアーが森博嗣のことを熟知しているようで、森博嗣の著作を全て読んでいるような人には聞き飽きた答えを出してしまうような、質問をしていないのが心地よい。

 初対面の人に会ったとき、名前よりもまず出身大学を聞くような人が読んだら、何を思うのだろうか。あは、そういう人はそもそも森博嗣を読まないか。

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2005-04-02579-581

[][]学校で教えない性教育の本 学校で教えない性教育の本 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 学校で教えない性教育の本 - 雲上読記 学校で教えない性教育の本 - 雲上読記 のブックマークコメント

学校で教えない性教育の本 (ちくまプリマー新書)

学校で教えない性教育の本 (ちくまプリマー新書)

「十代の性感染症患者妊娠中絶は激増している。情報はゆたかでも、知識があやふやでは仕方がない。」という裏表紙の文句を見て、実際のところを知ろうと手にとってみた。どうせ「君は君なんだから、君のリズムで生きればいいよ」的な啓蒙をするのだと思っていたら、もう少しあけすけない語り口だったし、情報価値も高かったように思う。

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2004-07-01397-419

[][]わたしを認めよ! わたしを認めよ! - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - わたしを認めよ! - 雲上読記 わたしを認めよ! - 雲上読記 のブックマークコメント

わたしを認めよ! (新書y)

わたしを認めよ! (新書y)

「まじめ」であることが愚弄される社会――まじめに仕事をする男より要領のいい男や上司に受けのいいお調子者が認められ、バリバリ仕事をする女よりも可愛いだけの女や結婚に幸福を見出す女が優遇され、しっかりと勉強するより不良っぽい少年の方がもてたり評論家にはまじめな子ほど危ないと言われ――要するに「まじめ」な人間は認められない。では、どうするか?

 本書は、誰からも「理解されたり、認められたり、必要とされない」人間が自分の生きる意味を見つけだす方法論について語っている。宗教色はない。古典的承認(家族、性、社会)・現在的承認(金、セックス、自己)・反承認(自分)、以上の三層七種類の承認の形を説明し、これらの承認と否認の図式を丁寧に解説し、そして他人の毀誉褒貶に翻弄されない、自己承認を究極の解決策として語っている。自分を不安に思っている人や、自分に自信が持てない人には一読の価値があるだろう。

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2004-06-01368-396

[][]悪の恋愛悪の恋愛術 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 悪の恋愛術 - 雲上読記 悪の恋愛術 - 雲上読記 のブックマークコメント

悪の恋愛術 (講談社現代新書)

悪の恋愛術 (講談社現代新書)

 自分がエゴイストであることを認め、「いい人」であることを捨てなければ真実の恋愛は生まれない――。プレゼント術から嫉妬の有効活用法まで、芳醇な過日を得るための方法論を満載。(表紙より)

 題名の通り、本書は恋愛の方法論について書かれたものだけれど、実にあくどい。打算的で計算に満ちており、誰もが無抵抗に信じている愛や恋というものを、徹底的に解体し尽くしてしまっている。この徹底ぶりには、快感を感じるぐらいだ。プラトニックなラブを信じている人には、完全に向かないだろう。ある程度、現実の恋愛を知っていて、その上で様々な術を知りたい人向けの一冊だ。

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