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2005-02-05531

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水に眠る (文春文庫)

水に眠る (文春文庫)

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2005-02-03527-529

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六の宮の姫君 (創元推理文庫)

六の宮の姫君 (創元推理文庫)

 シリーズ四作目。

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朝霧 (創元推理文庫)

朝霧 (創元推理文庫)

 シリーズ五作目。

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覆面作家は二人いる (角川文庫)

覆面作家は二人いる (角川文庫)

 シリーズ一作目

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2005-01-01513-524

[][][]夜の蝉 夜の蝉 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 夜の蝉 - 雲上読記 夜の蝉 - 雲上読記 のブックマークコメント

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

――この作品は超越している――。

 面白い。面白いの一言で片付けてしまうのが思わず躊躇されてしまうぐらい、面白い。この面白さはちょっと危険なのではないだろうかと思ってしまうぐらい面白い。面白くて面白くて、待ち合わせの時間を遅らせてもらってまでしてしまった。面白い面白いと連呼してしまったが、この作品は、いわゆる面白がってはいけないような作品。扱っているテーマも重く、さらに読者に最終的な判断をゆだねるタイプなので、面白がるのは失礼というか、読者の風上にもおけないと思う。

 シリーズ二作目なのだけれど、前作『空飛ぶ馬』よりずっと好き。収録されている作品は、どれも鮮烈で、日常の謎が本当に謎だと示されていて、しかもその解答の提示の仕方が鮮やかでたまらない。ああ、これこそ匠の技と称されるものではないのだろうか。章立てが細かく、カットバックが多いので技巧に走っている感がなきにしもあらずなのだが、それが非常にいい意味で機能している。ある種、小説を越えたとでも言うか。小説は読まないけど、北村薫は読むという人がいるらしいが、納得。これは超越している。

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秋の花 (創元推理文庫)

秋の花 (創元推理文庫)

 凄絶だ。

 本書はこれまでの北村の著作には見られなかった、いかにもミステリ殺人事件を取り扱っている。幾つかの謎を抱えてはいるもの、登場人物は限られており、論理アクロバットなどが展開されるわけでもない。怪しい人物は明瞭に描かれ、犯人候補も多くない。しかし本書をただのミステリとして読むことはできない。最後の最後、犯人が明かされた瞬間、被害者がいかにして殺されたか描かれた瞬間、どうしようもなく書面から目を離したくなってしまうのだ。それほどまでに本書に描かれた事件は凄絶、現実に遭遇しようものなら、軽く精神を病む。

 ミステリ小説を読むというよりかは、北村薫の書いた文章を読んでいるとでも言うかのような。非常にパワーに溢れた作品だった。

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2004-09-01437-454

[][]空飛ぶ馬 空飛ぶ馬 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 空飛ぶ馬 - 雲上読記 空飛ぶ馬 - 雲上読記 のブックマークコメント

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

 非常に知的である。五編の短編小説からなる連作短編で、どれも日常の謎を取り扱っているのだけれど、遊び心を満遍なく散らして、余裕を見せつつきれいにしめてくれるのだ。きっと教養のある人は、本書の随所に張り巡らされた雑学に気がつけるのだろうし、作者のレベルの高さを十全に受け取れるだろう。自分が一番、気に入ったのは「砂糖合戦」という一編。謎が何であるのかというところから問いかけが始まり、若者が抱きがちなネガティブな感情を掘り出すように描ききり、最後の一行でようやく事件の全貌が見えるという非常にストイックな作品なのだ。言わば、最初の一口で満足してしまうハンバーガーではなく、最後まで食べ終えてようやく一つの味がする精進料理のような感じだ。非常に知的で心地よかった。

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