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2005-03-17550

[][]蒼穹のファフナー 蒼穹のファフナー - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 蒼穹のファフナー - 雲上読記 蒼穹のファフナー - 雲上読記 のブックマークコメント

蒼穹のファフナー (電撃文庫)

蒼穹のファフナー (電撃文庫)

 アニメノベライズという位置付けだが、アニメの原案が冲方丁なので、原作と言えないこともない。アニメを全く見ずに読んだのだが、途中までまるで面白くない。キャラの作りは作為的で、展開や会話も今ひとつ。が、最後の数十ページになって、いきなり冲方の本領発揮、作為的と思われたキャラの設定が実は計算されたものであると気付く。特に数字は割り振られていないけれど、続き物なのだろう。むしろ出て貰わないと後味が悪すぎる。

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2004-08-01420-436

[][]カオスレギオン04 天路哀瞳篇 カオスレギオン04 天路哀瞳篇 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - カオスレギオン04 天路哀瞳篇 - 雲上読記 カオスレギオン04 天路哀瞳篇 - 雲上読記 のブックマークコメント

 いくらなんでもこれは長すぎ。この巻にだけ登場するサブヒロインも、ドラクロワが放った三人の刺客も、レオニスのふたり目の刺客も十二分に格好いいし魅力的なのだが、いくらなんでも詰め込みすぎ。あまりに読みどころが多くてどれに注目していいかも分からないし、どこで盛り上がればいいかも分からないし、どことなくテンポも悪いように感じ、なんか煮込みすぎて失敗した料理の模様。ただトールの存在だけは良かった。レオニスの影法師として、その友として部下として相棒として、いかに選択し決断するか。その決意や、決断した後の動向があまりに男気に溢れていて、感動してしまった。次回はいよいよ最終巻、待ち遠しいと同時にまたこれと同程度の長さの小説を読まなくてはならないと思うとややうんざりしなくもない。

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2004-06-01368-396

[][][]カオス レギオン03 夢幻彷徨篇 カオス レギオン03 夢幻彷徨篇 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - カオス レギオン03 夢幻彷徨篇 - 雲上読記 カオス レギオン03 夢幻彷徨篇 - 雲上読記 のブックマークコメント

 ジークを討ち、ノヴィアを手に入れるために三人の刺客を放った聖地シャイオンの新領主、レオニス。しかしレオニスの思惑から外れ、刺客のひとり調香師フロレスは、他のふたりの追っ手、吸血医師アキレスと影法師トールの時間感覚を狂わすと、ひとりでジークの元に先行してしまう。フロレスの操る香りの持つ効果のひとつは忘却。時間の流れを忘却させ、敵と味方の存在を忘却させ、やがては自分が大切なものを忘れつつあることを忘却させる力……。互いに見分けのつかなくなった、ジークとノヴィアは、フロレスの策略のままに殺し合ってしまうのか。

 主人公が記憶を喪失するという物語は、ライトノベルに限らず世に多いが、この使い古された手をここまで鮮明に、そして斬新に使いこなせるのは、さすが冲方と言ったところか。他の多くのアクション小説がそうであるように、本書も登場人物のひとりひとりが必殺技を持っており、それをいかに工夫するかが見所になっている。しかし本書の場合、主人公がピンチになったときに新たな力に目覚めるなんて安易な方向には流れず、与えられた能力の方向性を的確に切り替えることによって危機を脱している。また、夜が訪れるたびに強制的に夢を見せられ、その夢の中で過去を回想するという二重構造を取っているのだが、その中にミステリ要素が含まれている。誰が誰を殺したのか、それは本当に正しい記憶なのか。――久々に読みながら手に汗を握ってしまい、最後にこんなに本を読んでいて興奮したのはいつだったろうかと記憶を探ってみれば『マルドゥック・スクランブル』を読んでいたときだと思い出した。恐るべし、冲方丁。(富士見ファンタジア文庫

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