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2006-02-15

[][]852 02:03 852 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 852 - 雲上読記 852 - 雲上読記 のブックマークコメント

銃姫〈1〉Gun Princess The Majesty (MF文庫J)

銃姫〈1〉Gun Princess The Majesty (MF文庫J)

 タイトルと表紙から、銃姫と呼ばれる女主人公の活躍を描いたものだと思っていたのだが、かなり違った。また、思っていたより正統派ファンタジィで、シリアス色が強いなと感じた。『トライガン』のノベライズという感もある。

 かなり奥深い世界観を持っていると思われる。主要登場人物の三人それぞれに深い過去があって、物語を上手く展開させながらそれらを見せようとしているので、やや敷居が高い。それに続き物という前提の元に書かれたらしく、それなりの盛り上がりはあるが、やはり一巻単体で評価されるように物語が構築されていないので、この一冊で評価するのは難しい。とりあえず二巻も手元にあるので読む。

[][]853 13:19 853 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 853 - 雲上読記 853 - 雲上読記 のブックマークコメント

 意外や意外、面白かった。

 前巻から打って変わって、いきなり主人公がヘタレになっていて驚いたが、バロットが登場してから俄然、面白くなった。やはりライトノベルはキャラありきだ。豪快な性格のチンピラみたいだが、決めるところは決める男キャラ。そして彼と対をなすような冷静な狼の敵。大勢を救う手段としての決闘、そして覚醒。展開事態は「普段は弱いが覚醒したら最強系」なのだが、そこに至るまでの道が丁寧に描けているし、何より熱い。終盤のお涙頂戴には負けてしまったし、次巻以降も期待できそうな引きがあったし、このシリーズは面白いかもしれない。

 しかし、表紙で描かれているキャラの登場頻度が一番少ないのは、どういうことだろうね。

[][]854 15:58 854 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 854 - 雲上読記 854 - 雲上読記 のブックマークコメント

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)

 3年ぶりに再読。以前に読んだときは、第8章までの筆致があまりに不躾で、西尾維新を劣化させたように思えたが、古川日出男舞城王太郎を経た今、たいして苦ではなかった。むしろ読みやすくなってしまう後半より、アイデアとキーワードをこれでもかとぶち込んだ前半の方が、味わい深いかもしれないとゲテモノ趣味を覚えてしまいさえする。

 落ちを覚えていたので、展開に驚きは感じなかったが、意外に構造がしっかりしていたのだなと思った。角川スニーカーの中では人気シリーズで、後の方ほど人気が高いので、きっと語り口と罵りあいが洗練され、展開に緩急がつけられていることだろう。

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