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2005-10-24

[][]729 14:13 729 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 729 - 雲上読記 729 - 雲上読記 のブックマークコメント

博士の愛した数式

博士の愛した数式

 穏やかで慎み深い、言い知れぬ抱擁感を感じた。

 感動系であるとか、泣けるであるとかいった感想を事前に聞いていたので、いかにこの涙もろい秋山に涙を流させることになるのだろうかと思ったら、思っていたよりずっと控えめで驚いた。しかし、この控えめさが逆にいい。あざとさを感じさせないどころが、一部の数式や公式には、どういった効果があるのか見えてこない。その親切過ぎないところがいい。「やさしくしてあげるけれど、甘えては駄目」と言うかのような。泣いた。

[][]730 14:13 730 - 雲上読記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 730 - 雲上読記 730 - 雲上読記 のブックマークコメント

文章魔界道 (祥伝社文庫)

文章魔界道 (祥伝社文庫)

 むしろこの本こそが魔界だ。読んでいる間ずっと期待と不安とが付きまとっていた。「鯨はきっとやってくれるだろうな。本書が面白いものであるという期待を裏切るだろうな」という期待と「え、もしかして面白いのだろうか。まさかそんな」という不安が。本書は見事、答えてくれた。期待の方に。

 第一の番人、第二の番人、そして文章魔王の問いおよびミユキの回答には多少なりとも楽しめた。特に第二の番人による回文で答えよという質問。けれど、残念ながら『喜劇ひく悲喜劇』を先に読んでしまった身としては、驚きも半減。

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