雲上読記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2004-06-01368-396

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「もし女性にモテる能力というのが男に備わっていて、それが偏差値のように示せるとすれば、自分はきっと三十を割らないまでも、四十を上回ることはあるまいと思っていた」――高校生の絹川健一は、ある日、一度も話したことのないクラスメイトに呼び出され愛の告白を受ける。次に会った時に返事をすると言って別れた帰り道、健一は道端に倒れていた不思議な女性と出会い、彼女の部屋にお邪魔し……。

 本書の評価は、読み手によって大きく分かれるだろう。作中の出来事を虚構と割り切ることのできる人間ならば、本書を新しい視点からの恋愛物として読めるかもしれない。しかし、作中における主人公と同じく、自身のモテ偏差値を低く捉えている男性や、恋愛小説に甘く切ないロマンティシズムを求めている人には、やや新しすぎて不向きと言える。著者のもうひとつのシリーズ『DEAR』と異なりゲームライクな要素は、一切、含まれず恋愛のみで構成されているので、ミステリを求めている人は注意が必要。(富士見ミステリー文庫

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