さいごうどんの日記別館

2004-08-15夏に読了したこの一冊

中沢新一「熊から王へ」講談社選書メチエ

カイエソバージュⅡなれどⅠはまだ読んでいない。「熊」という言葉が気になったから。

宮澤賢治の意外な活劇や、熊やシャチや山羊やいろいろの動物と人との情交が描かれた神話が沢山紹介してあって、お特な本。いつもながら中沢新一にはわかったような気にさせられる。

新約聖書はなぜか貧しい印象があって、それは動物植物をめぐる記述が面白くないからなのだろう。たとえ話での使われ方が動物植物に敬意を払っていないと思う。それらはもっぱら教理に奉仕する使われ方だ。ま、黙示録は怪物百科みたいだけど。そのあたりが福音書記者たちの限界なんではないか。やつら生真面目すぎるんではないかな。

そうして、昔、中沢新一がリテレールで書評していたカルロ・ギンズブルグ「闇の歴史 サバトの解読」(せりか書房)を本棚からもってくる。

さて、カイエソバージュを読む今後の計画だが、次はⅣにいってⅢいってⅠ、Ⅴという順番で読む予定。

だったが、その後、Ⅳ→Ⅴ→Ⅲ→Ⅰに変更。

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