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2012-06-08

大田俊寛「オウム真理教の精神史」

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第一章 近代における「宗教」の位置

そもそも宗教とは何か

宗教はなぜ近代になっても消えないか

 →人は「つながり」のなかで生きてゆく存在だから

生死を超えたつながり を超えた同一性をもたらすものが必要


祖先崇拝

・ここからはじまる

・(共同体の)所有の正当性

・(共同体の)所有の安定


都市の誕生 →祖先から神へ

多神教 →さまざまな地域の神


帝国的国家

 多くの地域を征服

 世界全体を統治する一神教が必要になってくる

 大人数を統治するために宗教学、教義などの発達


宗教とは何か?

それは「虚構の人格」を中心として社会を組織すること、そしてそれによって、生死を超えた人間同士の「つながり」を確保することである、と考える。

キリスト教共同体の成立と崩壊

キリストの身体の分有

教皇主権から宗教改革

近代の主権国家政教分離

王権神授説から社会契約論へ

ホッブズルソー


政教分離の問題点

・主権による軍事力の所有、国家総力戦という地獄への恐怖

・葬儀の公的性質の剥奪、死の私事化

宗教の迷走、妄想と区別のつかない小さな宗教の乱立、信教の自由から始まって、大きくなると政教分離弾圧


近代社会は根本的に、歪んだ「宗教」が数多く発生するような構造を備えているのである。


ロマン主義ーー闇に潜む「本当のわたし」

啓蒙主義(人間の理性への信頼)と対をなす

・感情、自然、不可視の次元、生成と流動の愛好、個人の固有性、民族の固有性


社会の巨大化、流動化、複雑化にともなう「世界がうまく把握できない感」

世界の全体像を知りたい→幻想的な世界観が生まれる

生きている意味が知りたい→隠れている本当の自分を探す


神智学

ニューエイジ


全体主義ーー超人とユートピア

アーレント

カリスマ的な指導者が、世界はどのように成り立っているか、何が善で何が悪か、を説く。


カリスマ的指導者となる人物は、誰にでも好意を抱かれるような、明朗で物わかりの良い存在というわけではない。むしろその逆である。

(中略)

反社会的な自惚れ屋

(中略)

一人の根無し草として自己の根拠の喪失に常に苦悩している群衆にとって、自己の内的なヴィジョンにココロを集中しているカリスマは、完全なる自己統御を成し遂げた人物であるかのように見えるからである。カリスマは無数の群衆の上に君臨するが、彼と群集一人ひとりの関係は、内密でプライベートなものとして経験される。

グルジェフ

自己啓発セミナー

ヤマギシ会


原理主義ーー終末への恐怖と欲望

・世俗国家は間違い

・終末が来る