ここは「まよねえずごはん」というひとが、読んだ本をただ記録している場所です。便宜上評価を5段階で付けていますが、書評というよリ感想です。私がおもしろかったかどうかが絶対。なお、ライトノベルの感想はのべるのぶろぐさんにトラックバックを送信しています。
評価の基準
- 0(無し)…………いますぐ窓から投げ捨てろ!
- 1(★)……………一応最後までは読めました
- 2(★★)…………可もなく不可もなく。まずまず
- 3(★★★)………おもしろい
- 4(★★★★)……とてもおもしろい。ひとに勧めたくなる
- 5(★★★★★)…ありがとう。本当にありがとう。
より詳しくはこの場所はこのように使われています 2007年版をご覧ください。
2007-03-15
桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』
感想, 小説, ライトノベル, 東京創元社, 四六判ハードカバー, ★★★

- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/12/28
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 148回
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昭和史をなぞる部分が評価されてるようだが、個人的には要らないと感じた。どうも、事実としてのリアルが入ってくるとフィクションを読んでいる自分の立場がずれてしまう感覚がある。でもこれは、たぶん自分が本読みとして未熟であるからだと思う。
ミステリー的な部分もちょっとヌルかったような。ミステリー慣れしていない自分が大体の所まで謎解き前に気づいてしまったというのは、つまりそういうことなのではないか。
全体としては楽しめた。三章立てで、それぞれに違う桜庭一樹が楽しめる。でもこれがベストと言われるとちょっと違うかなぁと。
評価:3.0 ★★★
有川浩『図書館危機』
感想, 小説, ライトノベル, メディアワークス, 四六判ハードカバー, ★★★☆

- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 91回
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どいつもこいつもラブラブラブラブしやがってよぉ!
ラブ度が高い分『図書館内乱』にあったような、ラブと関係のない、駆け引きの緊張感が少し薄く感じた。僕はどちらかというとその緊張感が欲しいのに。
今巻は銃弾飛び交う戦闘場面が復活。戦闘というか、戦争の緊迫感が伝わってきた。もちろんもっとグロくすることはできるんだろうけど、このくらいがヌルい自分にはちょうどいい。
軽妙な会話は健在で、最後までここは守ってほしいところ。
評価:3.5 ★★★☆
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