『20歳までに5000冊』企画

『20歳までに5000冊』企画 日誌

2007-01-18

[]赤朽葉家の伝説1月18日読了22:26

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

おお!ステキ小説

よしながふみとの対談で吉田秋生の名前が出てきてて、ふと思い立って『吉祥天女』を読み返したんですが、そうなんだね、要は小夜子なんだ。ちょっと違うけどさ。自分の中であまりにスポッと落ち着いちゃったので、これ以上語る言葉が無くて困ってるんです、実は。言葉には出来ないけど納得しちゃったものって、言葉に出来ないけど納得できないものよりも語りにくい。

瞳子は私の1コ下だから年齢は一番近いのに、瞳子にはあんまり共感できなくて、万葉パートベスト。出目金と万葉のシーンがイイ。いじめっ子の出目金が、いじめの対象にしてた万葉にしか助けを求められないのとか、キュン!って感じ。出目金と万葉が男だったら大変な萌えで朝まで悶え踊り猛り狂ってしまうところだった。もちろん、万葉出目金!

一つゴニョゴニョ言いたいことがあって、私は大学受験の評論文を読まされているのだろうか、という気分にさせられすぎる。特に万葉パート。それを書こうとしているんだろうから試みとしては成功してるんだろうけど。このテの本を読んで研究したのかしら、みたいな?

あぁ、でも、いいと思うのよ。同じ時代を生きてる感じがあって。この小説って10年前だったら絶対出てこなかったし、10年後にもたぶん出てこなくて、今だから出てくる小説で、そういう意味でスゴク貴重で面白い小説じゃない?

万葉が死んじゃった時の出目金の描写で、キュンとしたあまりにボロボロ泣いた。袖口ビショビショにしちゃったのを母親に見つかってわけを聞かれ、「本読んでてバカ泣きした」って言ったら呆れられちゃった。そんなセンター二日前。

2006-07-17

[]少女七竈と七人の可愛そうな大人(7月17日読了21:04

少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女七竈と七人の可愛そうな大人

この作家の作品を読むたびに、悩む。すごく、不思議なんだもの。感情移入できないのに、共感してしまう。感情移入と共感って、似て非なるものなんだよね……

すごく簡単に要約しちゃうと、七竈と幼馴染みの雪風の閉じた世界が、無理やりこじ開けられて、崩壊する話ってことになるのかな。崩壊の要因は、2つ。大学進学と、血のつながり。この作品の中で、特に後者は、物語全体を形成する大事な要素になってる。あまりの有機的なつながりに、ちょっと感動した。今まで読んだこの作家の作品の中で、一番上手なんじゃないかなぁ。

2006-02-12

[]荒野の恋 第二部(2月12日読了20:23

荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)

荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)

一言、言わせて。

パパ萌え~っ!!

ふぅ。気を取り直して。一作ごとに安定していく文章が読みやすくてGOOD。っていうか中二って3年前の話なのに全く共通点が見出せない自分は最早オトメの道から外れてる…?女子校だもーん。この作品がいいなぁ、って思うのは場所の選び方。鎌倉だっけ?話の空気となかなか相性の良い場所だと思う。

桜庭一樹の本は本屋さんでも山積みしてあって、その量は一冊ごとに増えていく気がする。あー人気あるんだなぁ、と思うんだけれども、それってきっとラノベの主要な読者層だと思われる兄さんたちには分からないオトメの微妙な心理を可愛らしく書けるからだと思う。実際問題、まあ私はオトメとして外道な人っぽいのでアテにゃならんですが、的を得ているとは思う。でも、それって一面なんだよなーとも思う。けっこうナマナマしい一面もあるからね…。ちょっと萌えに似てる。都合のいい部分だけ見て一方的に解釈させてしまうところが。そういう部分だけ見せることをさり気なくやってしまう、ってのはやっぱり上手いんだと思う。

…にしてもパパ萌え萌えですよ…きゃわゆぅい感じじゃないですか?パパ小説書いてるときだけ眼鏡、とかだったら嬉しいな。パパって外見の描写詳しくしてるところあったっけ?編集さん×正慶パパ…考えるだけでうっとり。あ…パパは攻かもしんない。あ、どうしよう…。これがめくるめくオトメの世界ですよ。笑