『20歳までに5000冊』企画

『20歳までに5000冊』企画 日誌

2005-11-16

[]アンティシペイション(11月16日読了21:07

本日はサンリオ文庫から。表紙は面倒だからいいや。

収録作品。「序文」クリストファー・プリースト、「超低速時間移行機」イアン・ワトスン、「隣は何をする人ぞ」ロバート・シェクリイ、「闘技場」ボブ・ショウ、「拒絶」クリストファー・プリースト、「美しき青き島」ハリイ・ハリスン、「老いゆくもの」トマス・M・ディッシュ、「ユタ・ビーチの午後」J・G・バラード、「中国世界観ブライアン・W・オールディス。

すんげー個性の出てる作品集。ワトスンとショウは初めて読みました。他は全部何らかの形で読んだことがある作家。しかも好きな人多いし。名前を見ないで読んでても、誰だか分かるよ。っていうか、SF読み始めて2年に満たない私でも分かるんだから、誰でも分かるわな。それくらい強烈な作品ばっかりです。

個人的なベストはオールディスの「中国世界観」。オールディスにとって、SFというのはジャンルではなく、道具なのである。流転する物語。いつのまにか哲学じみてきて、うーん、その回転の仕方が美しい。どの作品もすんばらしい逸品。いやはや、すごいアンソロジー作ったもんだ、プリーストプリーストの序文もかなり価値があると思う。

でも、個人的な思いとしては、それ以上にこう、このアンソロジー自体がプリーストの作品のようだなあ、というか何というか。この本、「アンティシペイション」=「予感」なわけですが、文字通りの本。「SFとは何か」を提示するために作られてるんじゃないんですよ。「SFには何ができるか」「SFはどのような可能性を秘めているのか」という、まさに「予感」そのものなんですね。そういうメタ的なところが、プリーストっぽくていいじゃん、って思った。

2005-11-10

[]奇術師11月9日読了21:13

"prestige"という単語を駆使して書かれているあたりが面白い。序盤は正直あんまり面白くないけれど、最後は騙される快感。

2005-07-03

[]魔法 19:59

魔法 (ハヤカワ文庫FT)

魔法 (ハヤカワ文庫FT)

難解だ、と各所で言われていてビビってたんだけれども、そうかな?というのが正直な感想。でもあまりにすんなり飲みこめてしまったので、実はどこかで何か誤解してるのではないか、と思ってビビってます。

ぶっちゃけた話、話の中身そのものよりも話の構造が重要な話。でもまったりした話だったから次第に歪んでいく現実がより効果的に突きつけられたのかもしれない。

SF、といえばSFなんだろうけれど、ミステリっぽい気がした。

いずれにせよ面白い。最後まで読めば。

☆2007/11/28 11:42古い漫画に人食い蛍を凶器に殺人を行う漫画がありました。
題名は「蛍子」