『20歳までに5000冊』企画

『20歳までに5000冊』企画 日誌

2007-03-17

[]中庭の出来事(3月15日読了23:12

中庭の出来事

中庭の出来事

たぶん分かったと思う、たぶん。読みやすい文章に騙されてヘラヘラ読んでしまった感がなきにしもあらず。でも物語が複雑なのでヘラヘラしてると取り残される。例のごとく、恩田陸的な曖昧エンディングで、きっちり説明してくれないから、理解できてるのかどうか、一抹の不安が残ってます。どうもこう、全体的に、恩田陸の終わらせ方は「曖昧だ」とかなんとか言って怒りたくなりがちなんですが、これに限っては、説明されたら、そこまで読者を信じてないのか……って悲しくなってしまうかも。

一応ミステリだと思うんですが、最重要なのは、読む方針が最後の最後まで決められない、という不安定さ。だから、『チョコレートコスモス』と同じ、演劇という題材を使っているけれど全然違う作品なんだな、って思った。

同じ出来事について3人の人間に語らせるだけで、それぞれのキャラクターを成立させる、という力には恐れ入った。しかも職業は全員女優ときた。いやなかなか……ねぇ。半端にやったら途端にボロが出そう。