『20歳までに5000冊』企画

『20歳までに5000冊』企画 日誌

2007-03-03

[]少年検閲官(3月3日読了21:09

少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)

少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)

ほほう、なるほどねー。書物が禁止されている、というのは、まぁどうでもいい。書物が禁止されている世界、っていう小説だったらもっと面白いのがありそうだからね。この小説で書物を禁止したのは、ミステリにおけるガジェットの扱い方を考えるためなんじゃないのかな。この小説の主張って「そもそも、『探偵』というガジェットはない。『名探偵』なら存在すると云われているがね」っていう台詞に集約されているような気がする。個人的にココを次で抑えてくれたら嬉しい。『名探偵』というガジェットはあるんですか?

探偵』がどうして『探偵』って呼ばれてるのか、って説明されてる箇所あったっけ?どうも説明された記憶がないんだが、それが無いんじゃ根本的なところに傷が。ミステリ小説という概念がない世界で、どうして『探偵』という名前が用いられることができたのか、というのが分からん。それとも、『探偵』というのはミステリガジェットじゃない、って言ってる以上、あの台詞は、それが唐突に出てきても許せ、というエクスキューズだったのか?これは要確認。

探偵犯人っていうトリックは目新しくないけれど、『探偵』という呼ばれる何者かが犯人、という前提から議論が始まるあたりが、イマドキのミステリって感じで好き。

とりあえず、『名探偵』というガジェットはあるのか、知りたいなぁ。ここで「ない」って言ってくれると面白いんだけど。

[]暗渠の宿(3月2日読了21:18

暗渠の宿

暗渠の宿

この人の小説って、オタク私小説だよね。けっこう分かるんですよ、何考えてるのか。共感しちゃうの。行動には全く共感できないけど。要するに趣味恋愛とを両立させたいんだけど、オタクっぽくて女が寄ってこなくて悩んでる人の話でしょ?そこで二次元コンプレックスであれば妄想で補完できるけど、それができなくて困ってるわけだ。笑っちゃうけど、ちょっと共感してしまうだけに気の毒になってしまう。