『20歳までに5000冊』企画

『20歳までに5000冊』企画 日誌

2006-11-07

[]バイナル・カスライン(上)(11月6日読了01:05

バイナル・カスライン 上

バイナル・カスライン 上

かなり動揺した。アラブ小説なんて読んだことなかったし、イスラムをマトモに扱った小説小泉迦十の『火蛾』しか読んだ記憶がない。だから、ぶっちゃけ、「きっと、ファンタジーにしか見えないんだろうな」って思いながら読み始めたんです。でも、違うの。なんなんだ、この途轍もないリアルさは。分かった気がしたんですよ、少し。今の世界で起こってることが。キリスト教イスラム教っていう、対立が。無宗教な私には分からないと思ってたんだけど、分かる気がしたの。それほどまでに、この小説は「リアル」なの。

自分がこの小説を「リアル」と感じる理由はどこにあるんだろう、って考えたけど分からない。それを探りつつ、下巻も読もうと思います。時間はかかりますけどね……。

[]人間を超えるもの(11月1日読了01:05

ミュータントロボットを扱ったSFの良作をガッサリ集めたアンソロジー。とりあえず、収録作をリストアップ。今後は、アマゾンにない本は携帯写真撮っておこうかしら。

「長かりし年月」レイ・ブラッドベリ 、「生きている家」ウイリアム・テン 、「エレンへの手紙」チャン・デーヴィス 、「愛しのヘレン」レスター・デル・リイ 、「うそつきアイザック・アシモフ 、「にせ者」フィリップ・K・ディック 、「旅路の果て」ポール・アンダースン 、「アララテの山」ゼナ・ヘンダースン 、「黒い天使ルイス・パジェット 、「アトムの子ら」ウィルマー・H・シラス 、「バーンハウス効果」カート・ヴォネガット・ジュニア

何故だか分からないけど、ブラッドベリが傑作に見えました。面白かったのは、そうねぇ……アシモフ、ヘンダースン、パジェットヴォネガットあたりは好きだった。何が意外ってアシモフが面白かったことですよ!前に何か読んだ時はもっとつまらなかったように思うんですが。ディックかわいいよディック。

この本に入ってるSFは、一に想像二にサイエンス、三四五六に想像、七あたりで「サイエンスねぇ……」って感じで、この緩さというか、夢見がちなところが、なんとも和みます。

第一、想像の前提が違うんだよね。「あんなロボットできたらいいなぁ……」ってのが、昔は妄想だったのに、今では目標になってるでしょ。その差って大きい。

ミュータントものって好きなのよねー。たぶん、スタージョンの『人間以上』がめっちゃくちゃツボだったからだと思います。あれ好きなのよ。

このアンソロジーは、全部で9冊あるみたいなので、残りもガシガシ読もうと思います。