『20歳までに5000冊』企画

『20歳までに5000冊』企画 日誌

2006-05-15

[]ボロゴーヴはミムジイ(5月11日読了21:59

早川の銀背の本を読んだのは初めて、だと思う。しばらく銀色の背中に見とれてしまった。また古い本読んでる、と友達にバカにされた。バカにするな!

淡々としてて、あんまりよく考えずに読むと「ほう、すごいな」で終わってしまう作品が多い。何も考えずに読んでも「ほう、すごいな」と思わせてくれる時点で十分にすごいんだけどね。技巧派っていうのかな。で、振り返ってみると意外と怖い。精神病の話が多くて。ヤバイかな、ヤバイんじゃないかな、これってヤバイ?とか思ってる間に、深みに嵌って、真正のヤバイ人になってるんだもの…。派手な見せ方をしないから、余計にぞぞっとくる。

かなり愛すべき異色作家だと思った。

[]摩天楼の怪人(5月14日読了22:09

摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)

摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)

実に、島田荘司の作品は小学生の時以来だ…。あの頃はすっごくガチガチでカタカタで、堅牢っ!って感じの作家だという印象で、「おー怖っ。もうやめとこ」と思ったわけだが、読んでみたら、なんだか意外と可愛らしい感じで笑えた。あらあら。って感じで。笑。そういう作家だったの?7年かかって気づいた真実は、小説トリックよりも意外というか。

種をいっぱい撒いておいて、育ちの良さそうなところを上手く育てて摘み取りました、みたいな終わり方だと思った。ムダにグロいところとか、嫌いじゃないよ。