2005-11-25
■ [リチャード・マシスン]13のショック

- 作者: リチャードマシスン,Richard Matheson
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
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マシスンって初めて読んだんだけど、一言で言ってしまえば「ブラック・ユーモアの作家」。
なんかね、まだいまひとつ纏まっていないお話ではあるのですが。
未知の何かと対峙したとき、人って好奇心はあるけど、同時に恐怖も感じるじゃないですか。その恐怖って、自分で「怖い怖い」って思うことで、余計に怖くなってしまう、そういう類の恐怖。自分で自分を追いつめて、やたら悪い予感がしてみたり、とか。で、マシスンが描くのは、その「悪い予感」が悉く当たっちゃう感じなのね…。マシスンの作品は二段構えでできていて、まずは、その自分を追いつめていっちゃう恐怖があって、次に見たくない現実を見せ付けられちゃう恐怖があるのかな…。
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