2005-10-13
引越しやら何やらで忙しかったので、感想はまとめて軽く済ませよう。
村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)」、これは文句なしに傑作だ。友人の春樹ファンによれば「好き嫌いが激しい」らしいが、どうなんだろう?これが一番読みやすい気もする。長さを考えなければな。村上春樹の作品は数作しか読んでませんが、村上春樹が現実をどのように捉えようとしているのか、どのようにして小説にリアリティを持たせるか、ということがちょっと分かる気がする。
ヴォネガット「猫のゆりかご」は、面白かった。でも話の中身をあまり覚えていない。
阿部和重は「無情の世界」と「ABC戦争」の二作品を読了。いずれにせよ、「シンセミア」というか「神町シリーズ」が阿部和重の今の所最高到達点なんだろうな。
町井登志夫「血液魚雷」は、珍しい感じといえば珍しい感じなんだが、もうちょっと捻って欲しかったなぁ。っていうか最終的に「敵」との決着がつかずに終わってしまうのがなんとも微妙で煮え切らない。
スタージョン「原子力潜水艦シービュー号」は、途中まではスタージョンこういう作家だったっけ?って思わせるような作品。最終的には「スタージョンらしさ」溢れる作品に仕上がってると思います。
■ [シオドア・スタージョン]原子力潜水艦シービュー号(10月13日読了)

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■ [阿部和重]ABC戦争(10月10日読了)

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■ [町井登志夫]血液魚雷(10月9日読了)

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■ [阿部和重]無情の世界(10月9日読了)

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■ [カード・ヴォネガット]猫のゆりかご(10月9日読了)

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■ [村上春樹]世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(10月8日読了)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)
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Cullen2007/05/21 17:42http://be23e460589461ed72e145f7463c91a1-t.vaemyv.info <a href="http://be23e460589461ed72e145f7463c91a1-h.vaemyv.info">be23e460589461ed72e145f7463c91a1</a> [url]http://be23e460589461ed72e145f7463c91a1-b1.vaemyv.info[/url] [url=http://be23e460589461ed72e145f7463c91a1-b2.vaemyv.info]be23e460589461ed72e145f7463c91a1[/url] [u]http://be23e460589461ed72e145f7463c91a1-b3.vaemyv.info[/u] 4a21dc7aa6ef895243dbe702557288c7