『20歳までに5000冊』企画

『20歳までに5000冊』企画 日誌

2005-07-15

[]膚の下 21:20

膚(はだえ)の下

膚(はだえ)の下

火星三部作第三作。第一作から頑張って読んできたわけですが、神林長平の20年間ほどをダイジェストでお届け!みたいな、神林長平最高に脂が乗り切った状態に至るまでの凝縮、みたいな印象を受けました。だんだんテーマ曖昧になっていくような気がするんだけど、それは曖昧になってるんじゃなくて、読者に任せる、という姿勢か。その場所を神の視点で見るわけでもなく、完全に外から見るわけでもなく、カメラの視点がそっくりそのまま読者の視点になる。自分が話には関係ない透明人間になったような。一人の登場人物に無理に感情移入させることなく、第三者として自分の意見を持ちつつ、登場人物が自分の中で動き出す、そんな不思議な感じ。私は間明少佐が大好きですよ。

[]ラインの虜囚 21:20

ラインの虜囚 (ミステリーランド)

ラインの虜囚 (ミステリーランド)

うん。並みの児童書じゃない。このミステリーランドというシリーズ、普段は児童向けに書かない人が敢えて書く、というのは非常に面白い。が、それが故に子供の視線に合わせすぎている、子供に頑張って語りかけるぞ、みたいな変な力の入り方をしている作品が多発している。その中で容赦ないこの球はなかなか嬉しい。登場人物の選び方がまたいいわな。参考文献の多さに驚く。

[]神様ゲーム 21:21

神様ゲーム (ミステリーランド)

神様ゲーム (ミステリーランド)

麻耶節炸裂。ん?でも神様の正体をもっと突き詰めてほしいなぁ。もっと難解にしても良いと思う。っていうか死体出さなくても神様をつきつめれば別に…と思いました。