『20歳までに5000冊』企画

『20歳までに5000冊』企画 日誌

2005-04-29今日はいっぱい読みたいー

[]空の中:有川浩

空の中

空の中

あーなるほどね。青春+怪獣+空自だとこうなりますか。細かなところを理詰めにしてリアリティを増す、という手法をとらずに書いて成功してるところが珍しい。そういう作品を読むと理詰めに圧倒されて「すげー」って圧倒されることが多くて、それもそれで面白いんだけど、こういうのもありかぁそうかぁ。じいちゃんがいい味出してる。厚さをほとんど意識させない読みやすさ。ラノベの読みやすさ。ここで主人公とガールフレンドだけで終わらせたらただのラノベになるんだけど、ここにじいちゃんと空自の人を登場させたことで、広げた風呂敷をきっちり畳むことが出来た。真帆を使うことで上手くじいちゃんと空自の人を使うことが出来る。なるほどね。ラノベを読ませるんだったらここから徐々に洗脳していく、ってのもありか?と思わせるほどボーダーライン上を疾走しててよし。

[]ふたりジャネットテリー・ビッスン

ふたりジャネット (奇想コレクション)

ふたりジャネット (奇想コレクション)

アメリカらしい。アメリカっぽい。南部の人の空気がある。南部の人ってこうだよね。どんなところが…?って言われると説明できないんだけど、これは間違いなくアメリカ人の書いたものだ、と確信させる独特の空気がある。ぜひとも原書を読んでみたい。最初の「熊が~」ってのは妙にインパクトがあると思ったらいろんな賞もらってた短編なんだね。

[]翼ある闇:麻耶雄嵩

翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社文庫)

翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社文庫)

えっと先日「鴉」を読んで他も読んでみようかと思って読みました。やっぱり余剰が多いような気がする。そんなところが良いのかも。木更津の推理じゃ回収し切れなかった伏線があるから妙におかしいなぁ、って思ったら最後にあーいう風に持っていくんですか。でも、実は香月がロシア王家の生き残りの孫っていうくだりは…。ちょっと引いた。もっと読んでみよう。ちょっとこの人の語り口に嵌りだした。